現場での人材マネジメントのコツ
まいど、おおきに!
karinパパです。
本日は、「現場での人材マネジメントのコツ」です。
<一対一での会話が正常にできる4ステップ>
①内容を話す…世間話レベル
週末のニュースの話など旬な話題やチーム単位の話、アイスブレイクの要素が強い
②内容を聞く…部下自身の話を聞く
週末は何をしていたか?など部下自身が経験した出来事を聞く雑談。
一対一の会話ができるレベル
③感情を聞く
週末は何をしていて、何が楽しかったか?
部下の感情を聞き、相手の感情に触れることができる。
④価値観を知る
週末は何をしているのが楽しいのか?
部下…友達とワイワイしているのが楽しいです。
部下の楽しいこと・苦手なことを聞き出し、部下の深い部分を聞き出す。
<情報を聞き出す例文>
①まず自分から情報を話す延長で相手からの話を聞き出す。
②言いづらいことを言う時はクッション言葉をつける。
【差しつかなければ】【ごめん。忙しいとは思うけど聞いてくれる?】
③部下のプチ情報を収集しておく。
【そういえば旅行行くって言ってたよね?楽しかった?】
④今の変化を伝える。
【髪の毛切った?】【今日の服いいね】
まず部下に関心をもっているよ、と伝わることが大事です。
<承認とは?>
承認とは、「観察して得られた事実を言葉にして伝えること」です。
管理者の言葉が部下に入るためには、日ごろからの承認…きちんと仕事ぶりを見て、それを伝えているかが大事です。
こんな経験ありませんか?
仕事を見ていない上司から、お前〇〇がダメだから直せよと言われても、いやあなた、私の仕事を見ていないのに、そんなことが良く言えますね、といった感情になったことはないでしょうか?
普段から、仕事を見ている上司から同じことを言われたら、確かにいつも私のことを気にしてくれるし、ちゃんと見ていてくれるから、頑張ろうと思いませんか?
褒めるだけではなく、普段から、部下の仕事を見て、それを言葉にして伝えるだけです。仕事だから当たり前という感情があると、感謝の言葉がでなくなりますね。
<承認のポイント>
①存在承認
「居てくれて助かる」といった存在そのものを認めること。
日頃からあらゆる機会を捉えて、相手のことを大切に思っていることを伝える。
②変化承認
「仕事のスピードが上がった」といったよい方向へ変化したことを認めること。
日頃から相手に関心をもっていなければ、気付くことができません。
③成果承認
「目標達成おめでとう、よくやった」といった課題に対する成果、結果を認めること。成果承認で大切なのは、「成果を上げるために努力した点も十分に評価していること」を言葉で伝えることです。
<承認を伝える時のポイント3つ>
①事実を伝える
相手が達成した課題について、何をどのように行動したのか事実を伝える。
②比較する様な言葉は使わない
「〇〇君より優れている」など、比較する言葉は避けましょう。
③相手に届くのを待つ
承認を伝えたら相手が受け入れるのを待ちましょう。
褒めることに抵抗感や苦手意識がある方でも、「承認」を常日頃から意識し、相手に「敬意と関心をもって接し、行動に表す」ことで、信頼につながり効果的な指導ができる関係ができます。
<さいごに>
現場での人材マネジメントは大変です。
人・業務。収支の管理があります。
しかし、その分自分だけで、達成できない幸福感が味わうことができます。
・スタッフや部下が楽しそうに仕事しているとき
・スタッフや部下がお客様から感謝されたり、褒められたとき
・スタッフや部下が成長した時…個人的にこれが最高に嬉しい
・お客さんから、個人ではなく、お店自体が褒められたとき
・自分自身が成長したとき
・会社や上司から認められたとき
など、一人、自分だけで行う仕事だけではない達成感・幸福感があります。
相手の承認欲求を満たせるようになると、人として、必ず成長し、仕事だけでなく、プライベートでもプラスになることだと思います。
慣れないうちは、大変ですが、私の経験だと、承認欲求を満たすことを意識し始めて三ヶ月くらいで、周りの反応が良い方向へ変わってきました。
そこで信頼残高が貯まると、人間関係が良好になり、明らかに仕事がしやすいです。
このような状態になると、突発的な仕事のお願いをしても、受け入れてくれる可能性がグッと高くなります。
しかし、信頼残高は減るので、多用は厳禁です。
可能であれば、信頼残高は引き出さないのが人間関係良好の鉄則です。