感情コントロールの技術 要約
まいど、おおきに!
karinパパです。
本日は、「感情コントロールの技術」の要約です。
▢ 問題意識は何か? 解決する方法とは?
ストレス社会と呼ばれる現代は、イライラや焦り、不安や気分の落ち込みなど、感情を乱しがちなことが多い時代です。仕事や人間関係の軋轢やストレスで、感情を乱れてしまう人が多くなってきている。仕事で思うような成果が上げられない時、ビジネススキルやコミュニケーションスキルを磨きたいと考える人が多いが、その前に基本の基本、心の状態が大事である。精神状態が不安定で乱れていたら、決して良い結果は出せません。まず自分自身の感情をコントロールこそが重要である。
▢ 本の構造【始まりから終わりの構造 問題定義➡概要➡解決方法の具体的】
問題定義➡概要➡感情が乱れる原因➡実践テクニック
▢ 学んだことを一言でいうと
空・雨・傘の理論
ロジカルシンキング基本ー問題の分離
▢ 各章ごとの大事なキーワード【コンセプト】とは
第1章 仕事の9割は感情コントロールで決まる!
第2章 あなたの感情が乱れる本当の原因とは?
第3章 モヤモヤした感情を解決可能な課題に変える方法
第4章 感情を仕事の成果につなげる実践テクニック
第5章 組織とチームの感情コントロール術
第6章 感情コントロール力を身につける日常習慣
▢ 図解、チャート、ラベル、写真、用語集から、何を学んだか?
例 時間術についての本 グラフからのヒント
①「怒り」の感情の裏側にひそむ意外な感情
②感情の乱れの根源「バイアス」と「ビリーフシステム」
③あなたのビリーフシステム&トリガーポイント判別シート
▢ 本を見てどう感じたか?【どんな感情が起きたのか】
感情が乱されるトリガーポイント(キーワード)を自覚することが大切であり、自身だけではなく、身近な人に対してもトリガーポイントを評価しておくことが、それを避けることで円満な人間関係に繋がると感じた。
▢ この本がなぜ重要なのか? 他の本と違って
感情の乱れという目に見えない内面の問題を、ロジカルな問題に変換して、解決できる問題や課題に落とし込むことができるから重要である。
▢ 作者の本の作成意図はなんだったのか?
大きな仕事を抱えるたびに不安や焦りを感じ、仕事が手につかなかったり、余計なことにエネルギーを使ってしまい、思ったような成果が上げられなかった過去があり、経営コンサルティングで学んだ問題解決のフレームワークを、感情コントロールの技法として新たに提示し、一人でも多くの方により仕事の能力を高め、対人関係を円滑にし、人生を豊かにしてほしいから作成した。
▢ 本のタイトルは合っているか? 自分の中でタイトルを付けなおすとなおよい
「感情の評価と対処方法-より良い人間関係を築くために」
▢ 用語集、単語【キーワード】に対して、作者は何と解釈しているのか?
何と言いたかったのか? 例 マネジメントとは〇〇である。
「感情と仕事のパフォーマンスは不即不離の関係である。」
▢ 各章のサマリー【要約】を書く。
第1章 仕事の9割は感情コントロールで決まる!
感情のコントロールの手順は、①感情を意識化し、冷静に受け止める、②感情が湧き起こった問題の構造を把握する、③どうしたらその問題が解決されるのかを検証する、④解決策を導き出す。
まず大事なことは、湧き起こっている感情をしっかり感じ、認識すること。たとえばネガティブな感情であっても、受け止めることが大切です(①意識下)。
たとえば、上司に企画書の出来が悪くて注意され、フツフツと怒りが湧いてきたとしましょう。怒りが湧いた真の原因は何だったかを冷静に振り返ってみる。すると、上司のからの評価が下がるのでは、という不安や、上司に自分の努力を知ってほしいという承認欲求、自分の同僚ばかり評価されているという嫉妬の感情が背景にあり、それらの存在をそのまま認めたくないがゆえに「怒り」という感情に転化したのかもしれない。そんな構造が浮かび上がってきます(②構造の把握)。
その上で、自分はもしかすると努力をもっと認めてほしいという承認欲求が強いのでは、と仮説を立ててみる。もし、上司が成果だけでなく過程を評価してくれたらどう感じるか?自分なりシュミレーションしてみましょう(③仮説の検証)。
上司が過程を評価し、努力を認めてもらうことが、自分にとって何より重要ということであれば、問題解決策は自分の怒りの感情を爆発させることではない、と分かるはずです。
たとえば、自分の企画書作成の過程を紙に箇条書きにし、この作業のどこに問題があったのかを上司に相談してみる。すると、あなたのこれまでの仕事の流れを理解してもらえると同時に、積極的に改善しようとしているあなたの態度を評価してくれるかもしれません。それがあなたの承認欲求を、満足させることにもつながっていきます(④解決策を導き出す)。
第2章 あなたの感情が乱れる本当の原因とは?
感情の乱れは、大きく二つ原因があり、①肉体的な「疲れ」(睡眠不足)と、②自己肯定感の欠如があります。
第3章 モヤモヤした感情を解決可能な課題に変える方法
感情の乱れを課題として扱い、ロジカルシンキングを基本として物事を2つに分けることで思考をクリアにするという分解思考がある。①「自他の問題」を分ける(課題の分離)、②「コントロール可能なこと」と「不可能なこと」を分ける。③「優先順位の高いもの」と「低いもの」を分ける。④不安な事態が起きる確率と起きた時のダメージを判断する。⑤「事実」と「意見」を分ける。⑥「問題」と「感情」を分ける。⑦「真の問題」か「疑似問題」かを分ける。
第4章 感情を仕事の成果につなげる実践テクニック
①ロジカル分析ノート
日付と出来事を書く。その際に感じた感情を書く。なぜそう感じたのかを書き出していく。さらにその原因をなぜ?と繰り返して掘り下げていく。
②心の垢をすっきり落とす「クリアリング・ノート」
左ページに自分の感じた感情をひたすら書き出す。
いったんノートを閉じ、心を落ち着かせる
再びノートを開き、「賢者」になったつもりで、自分の好きな色のペンで自分に対するアドバイスを書き込む。
③どうにも収まらない気持ちを落ち着かせる感情浄化の儀式
紙に感情を書きなぐり、汚い言葉で溢れた紙を丸めて、台所のシンクなどの中で、灰皿の上に置いて、ライターで火をつけ、その場で一気に燃やし、灰をトイレに流す。
④狭まった視野を広げてくれるジャーニーライティング
「もし自分が~だったら」「もし自分が~したら」というように仮定を立て、自分ならどうするかということを箇条書きで書き出していく。
第5章 組織とチームの感情コントロール術
個人の感情コントロールも大事ですが、組織として、チームとしての感情コントロールの技術も必要になります。そこで組織のモチベーションを上げ、前向きでありながら冷静で、感情的にならない組織の感情コントロールを身に着ける必要がある。
第6章 感情コントロール力を身につける日常習慣
感情をコントロールするために日常的に実践できる習慣は、以下の8つである。①笑顔の自分を演出する。②体の動かし方で気分を変える。③徹底的に休む。④朝のゴールデンタイムを有効に使う。⑤自分の気分転換法を持つ。⑥人にイライラした時は「ポジションチェンジ」してみる。⑦丁寧な受け答えをする。⑧体に良いものを食べる。
▢ まえがきは本の理解に役に立ったか?
感情を「見える化」し、解決すべき問題や課題に落とし込むことができると、解決すべき問題かどうか?どう解決したらいいか?が自ずと見えてくる、と書かれており、読み終えたらどのようになれるかが書いてあり役に立った。
▢ 作者の本をおもしろくしている工夫は何?
感情コントロールはスキルであり、感情をロジカルな問題に捉えられれば、誰でもコントロールできるようになること。
▢ 本の内容について賛成できること。変わっていること。
感情コントロールと自己肯定感は表裏の関係である。
▢ 本の終わり方について思ったこと
「感情を味方にして、人生を彩り豊かにすることができる人が一人でも増えてほしい」という思いが伝わった。
▢ 最も大事な一文は何ですか?
自己肯定感の高い人は余計な感情の乱れ、動揺を起こしにくい。
▢ 何度もでてくる言葉は何か?
感情コントロール、自己肯定感、怒り、ビリーフシステム
▢ 心にぐっと刺さった言葉
やるべきこと、やれることはすぐに手をつける。
悩んでも仕方ないものは悩まずにスルーする。